後期臨床研修

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患者さんと向かい合う臨床を重視した精神医学教室です

特徴

後期臨床研修においては、精神科専門医としての高度な知識と態度を習得すること、すなわち患者の人権の尊重,生物-心理-社会-倫理的な幅広い知識とバランスのとれた態度や技能を獲得し、将来にわたって研鑽を続けていく精神科医を育成したいと考えています。
当教室は、臨床や研究の力をつけたい医師の入局を募集しています。見学なども随時おこなっておりますので、興味のある方はいつでもメールもしくはお電話にてご連絡ください。

診療科概要

【外来部門】

一般外来診察室、集団療法室、遊戯療法室の他、個人精神療法室4部屋があり、年間の初診患者数は約700名です。

【病棟部門】

開放病床42床、閉鎖病床18床の計60床で、年間の新入院患者数は約300名です。

【デイケア部門】

全国で初めて認可された大学病院デイケアであり、デイケアセンターと農園を有し、登録患者数は約60名です。

研修目標

【診断】

・ 個々の精神症状、状態像について的確に把握できる。
・ 心理社会的背景、生育歴などから力動的定式化を行える。
・ DSMやICDなど操作的診断基準による診断ができる。
・ 生物-心理-社会-倫理的な視点から多軸的に患者の全体像を評価できる。
・ 補助検査法(神経学的検査,心理検査,脳波,脳画像検査など)の適応の判断と解釈ができる。

【治療】

・ 生物-心理-社会-倫理的な視点から統合的な治療計画を立案できる。
・ 臨床精神薬理学のエビデンスを応用し、 患者にとって最適な薬物療法を判断する。また、その内容について患者に分かりやすく説明できる。
・ 電気けいれん療法、高照度光療法などの生物学的治療法を施行できる。
・ 精神療法(支持的精神療法、精神分析的精神療法、集団療法、認知療法)の理論的背景を理解し、実際にそれらを施行できる。
・ クリニカルパス、診療ガイドライン、治療アルゴリズムを理解し活用できる。

【精神科救急】

・ 精神科救急患者の鑑別診断、初期治療を的確に行える。
・ 生命や予後に関する緊急度を判断し適切な対応を行える。

【コンサルテーション・リエゾン精神医学 】

・ コンサルテーション・リエゾン患者の適切な診断が行える。
・ 他科の医師、看護師と連携をはかり、患者にとって最適な治療を提供する。
・ 他科の医師、看護師と適切なコミュニケーションがとれる。

【精神科リハビリテーション 】

・精神科デイケア、作業療法を理解し経験する。

【地域・職域などでの精神保健福祉 】

・グループホーム、援護寮などを経験し活用できる。

【司法精神医学】

・ 保健医療法規・制度を理解し、成年後見制度における鑑定や措置診察の助手を務める。

【医の倫理 】

・ 人権尊重とインフォームト・コンセントについて理解する。

なお後期研修期間内に精神保健指定医および日本精神神経学会による精神科専門医の資格取得に必要な症例を一定数以上経験することができる。 精神保健指定医: 統合失調症、躁うつ病、中毒性精神障害、児童・思春期症例、症状性または器質性精神障害(老年期認知症を除く) 、老年期認知症 日本精神神経学会による精神科専門医 : 統合失調症(急性期) 、 統合失調症 (慢性期) 、気分障害、精神作用物質による精神障害、症状性または器質性精神障害、認知症、児童・思春期精神障害、不安障害、身体表現性障害、ストレス関連障害、人格障害

研修内容

【外来の新患の予診と陪診 】

面接の仕方、精神症状の評価、向精神薬の使用方法などを学ぶ

【精神科病棟での診療】

統合失調症・うつ病・不安障害(神経症)・認知症などの代表的な精神疾患の患者を受け持ち、指導医からの直接的な指導・教育を受ける。同時に、医学生及び、前期卒後臨床研修を受けている研修医を指導できるようになる。

【デイケア治療活動への参加】

デイケアの治療活動に参加し、集団療法、社会復帰活動を学ぶ。

【他科病棟への往診や回診 】

他科入院中でも精神科治療を並行すべき症例(リエゾン症例)について実際に受け持ち,指導医からの直接的な指導・教育を受ける。不眠・抑うつ・せん妄などについて、 その精神症状の評価、 向精神薬の使用方法を学ぶ。リエゾン症例を通して他科の医師やコメディカル・スタッフとのチーム医療を学ぶ。

【クルズス】

精神医療における重要な診断、治療、疾患などについてグループ討議を行う。精神療法概要、集団力動・グループ療法、パーソナリティ障害の治療、心理テスト、統合失調症の治療プロセスと社会復帰プログラム、摂食障害の治療戦略、思春期患者の治療、器質性精神病・症状精神病・てんかんの診断・治療、入院治療計画とチーム医療、精神症状評価、老年期精神障害の診断・治療、治験、気分障害の診断・治療、薬物療法の理論と実際、プレイセラピー、心理療法の進め方、論文を読むための統計学、論文抄読と症例呈示の仕方

【その他 】

希望があれば、精神療法が適応となる症例を担当し、精神分析的精神療法、もしく は認知行動療法のスーパービジョンを受けることが可能である。また、当科の医師 全員が参加する症例検討会、および病棟カンファレンスで自身が担当する症例を提 出し、意見を求めることができる。

後期卒後研修以降の研修コース

当科は伝統的に精神分析、臨床精神薬理、デイケアによる社会復帰活動に力を注ぐなど精神科臨床が充実しています。また、専門性と全般性を兼ね備えた精神科医の育成に早くから積極的に取り組んでおり、そのための教育体制を整備してきました。

医局員募集中です!

医局員(臨床研修医・専攻医・大学院生など)募集中です!

入局希望の先生方は、いつでもご連絡下さい。

職名

①助手 ②大学院生 ③非常勤医師

応募資格

医師免許取得後3年目以降

募集人数

①②③ともにそれぞれ若干名

選考方法

書類選考・面接

提出書類

履歴書(写真付)・医師免許証(写し)

応募締切

①②は平成29年12月、③は随時
※専攻医に関しては平成29年10月〜11月中旬に一次募集を行ないます。
(二次募集:平成29年12月中旬〜平成30年1月末の予定)

選考日

未定(ご応募いただいた方に随時ご連絡いたします)

応募方法

上記の書類を下記まで提出してください。
〒814-0180 福岡県福岡市城南区七隈7-45-1
福岡大学医学部精神医学教室 吉良健太郎 宛
※「精神科医師応募書類在中」と記載のこと

連絡先

処遇等ご不明な点がございました、下記までお問い合わせください。
精神神経科医局長 吉良健太郎
e-mail:kntrkira@gmail.com
電話:092-801-1011(内線3385) FAX:092-863-3150

備考

<精神科領域専門医研修プログラムについて>
・医師(専攻医)は、本専門医研修プログラムへの採用後、研修施設群のいずれかの施設と雇用契約を結ぶこととなります。
・本専門医研修プログラムは、日本精神神経学会による一次審査を通過したものであり、今後日本専門医機構による二次審査を踏まえて修正や変更があり得ることを、予めご承知おきください。